2011年7月26日火曜日

敦賀港金ヶ崎緑地ボードウォーク改修工事

福井県の敦賀港で都合、3カ年に渡り、ボードウォークの改修工事をさせていただいております。
今回の工区で全てが改修されることになります。
地元、福井県産品の桧(ひのき)の再生提案と実施をさせていただいた弊社にとって大切な現場です。

下地は高耐食溶融めっき鋼板ZAMを使用したリバースウッドデッキシステム標準仕様。
このZAMは、海洋土木において使用する溶融亜鉛メッキHDZ55よりも防錆性能が高く、沿岸部でも安心して使うことができる素材です。





今回の現場の東端に設置されている既存東屋への照明としてヒラソルを採用いただきました。

型式はTF2-TL90。
TLとはTwin Ledsの略で、灯具の形を示しています。
LEDの光は、直進性が強いことから、照明灯の真下しか明るくなり難いという欠点があります。
このTL灯具は、形状を丸型とし、独立した2つのハウスを設け、周囲360度にLEDを配列することにより、周囲からの視認性を高め、上記のLEDの弱点を補完しています。

今回が最終工区ということで、いよいよ完成するという喜びと、終わってしまうんだなという感傷との両方の感情が溢れます。

地元産の木材を原料とした再生木材による改修。
「資源でありつづけるモノづくり」という弊社経営理念を実践することができた、新生sai-BRANDの原点とも言える現場です。

現場の皆様、丁寧に、安全にあと少しの工区の仕上をよろしくお願いします。

ご発注者様、元請業者様、地元商社様等、関係者の方々には大変お世話になりました。
あらためてお礼申し上げます。