2012年5月24日木曜日

府中小学校ルーバー工事②


府中小学校ルーバー工事が完成致しました。
製品販売の立場でありながら、図面から現場指導までサポートさせて頂きました。

デッキとは異なり、高い場所での作業になるため、高所作業車に乗る段階であらかじめすべての部材を加工をすることが施工では必須になります。
加工図や胴縁の種類別の番付表、施工図などのCADで出来る範囲の資料は用意しましたが、結局実際に作ると何ミリかの誤差は発生するのが当たり前だと思います。その誤差を、どう現場で調整をするかなどを考えて設計していたのですが、工場での胴縁とルーバーを止めるためのブラケットの加工の精度がとても高く、総延長、ブラケットピッチ、mm単位で完璧だったため、現場がとてもスムーズに進める事が出来ました。


高所作業車

点検口取付1

点検口取付2

点検口取付3
ベランダから



教室から

ルーバー材が52.5mmでピッチが200だったため、正面から見ると多少隙間が広く感じます。
これが100ピッチになると、エントランスから見ると壁のように見えてしまうため、ルーバーの設計は繊細で難しいものだと改めて感じる現場でもありました。

2012年5月21日月曜日

赤塚公園デッキ工事②

2号棟+14号棟

赤塚公園デッキ工事の完成報告です。
一つ一つの規模は小さいのですが、その分端部で下地やフェンスが関係してくるため、納まりに多少時間がかかりましたが、工事は問題もなく無事完成する事が出来ました。
この案件でもいつも通りに、竹田工業所さんにフェンスの製作を、デッキ工事はウェッジさんに依頼させて頂き、どちらも高い精度で納めて頂きました。本当に有難うございました。

フェンス柱
フェンスの柱がデッキの中心に来るように割付をしています。
再生木材は繊維がないため、変にずれたところでボルト締めしてしまうとすぐ割れてしまう恐れがあります。

柱位置
人の目線の高さが擁壁と幕板の隙間程の高さだったため、なるべく柱を奥に隠すような割付にしています。
写真では暗くて見えづらいですが、実際はもう少し明るいです。


1号棟

2号棟
14号棟


2012年5月18日金曜日

赤塚公園デッキ+フェンス工事①


赤塚公園近郊の戸建て住宅3棟のデッキ+フェンス工事です。
現場は5/17日に完成したのですが、完成写真がまだ取れていないため、作業前の状況を報告したいと思います。デッキ範囲としては、3棟とも8㎡ほどの小さい規模で、いづれもフェンスの取付までになります。

【難点】
1.人の目線の高さが、ちょうど幕板の二段目と擁壁の隙間の高さにくるため、デッキ下が歩行者から見えてしまう事。
2.デッキの形が台形で、規模も小さいため、コーナー部分で余計な下地が多くなる可能性がある事。
3.フェンスの柱は、デッキを挟んでボルトで固定する仕様なため、下地の配置に制限が出てくる事。

これらの問題点を解決するまでにかなり時間がかかりましたが、結果良い提案が出来たと思います。完成写真が撮れたらまた報告したいと思います。

打ち合わせ内容1

打ち合わせ内容2


sai takizawa

府中小学校ルーバー工事①

 広島県安芸郡に位置する府中小学校のルーバー工事です。
今回は「製品販売」という立場だったため、通常であれば資材を提供させて頂くだけが仕事の役割なのですが、図面を描き、加工図を描き、施工指導までサポートとしてさせて頂きました。
 横幅約40m、高さが約6mほどの施工面積になります。


墨出し
胴縁取付


1本ずつ取り付けるのは果てしない作業なため、このようにあらかじめ7~8本で1パネルとして、高所作業車で一気に取り付けを行う予定です。



足場が解体されるまで時間があったので、10m間隔くらいでルーバーを仮設置し、不陸に対してルーバーの設置に異常はないか確認していましたが、問題なく設置することが出来ました。
私にとって初めて西方面の職人さんと一緒にお仕事させて頂く機会だったため、初めは不安でしたが、とても腕が良い職人さん達だったので、スムーズに現場を進める事が出来たと思います。
19日からいよいよ高所作業者でルーバーの取付に入ります。

sai takizawa