2008年8月11日月曜日

某マリーナ様 デッキ&シェルターパーゴラ(東京都)



【提案したイメージパース】
【完成写真】

東京都内にある某マリーナ様より、マリーナ内の一番景色の良い場所へ休憩施設を提案してくれるようオファーがあったのが今春5月のことでした。

この仕事を営業してきたのは弊社Hマネージャー。
前職で、このマリーナの桟橋工事を提案し、実現した実績を持っていました。
オファーを受けた時から既に完成引渡しの期日が7/26とされ、しかも2社のコンペです。

早速、マリーナでGWに開催されたイベントに参加し、ボート、ヨットのオーナーさん達が実際にどのような使い方をするのかを把握し、早速、社内でブレストを行い、イメージを作成しました。

Hマネージャーの努力により、コンペに勝ち、そこから測量、詳細設計、地盤改良、基礎工事、デッキ工事、シェルター工事と目が回るような日々が過ぎました。


写真のデッキはリバースウッド(再生木材)で、しっかりとした設計、施工を行えば、メンテナンスの必要はありません。
天然木材は紫外線による劣化で、施工後、半年もすれば灰色に変色しますが、この材料は色落ちもほとんどありません。
天然木の退色(灰色)も、私自身は好きですが、メンテナンスに手が回しにくい業種には再生木材の方が良いのではないでしょうか?

写真のシェルターの素材は東京ドームの屋根と同じ素材で、防火性能のみならず光触媒技術を採用しており、強く、美しいという機能を持ちます。


竣工、引渡しを期限内に終え、7/27には無事にデッキ竣工祝いのイベントが開催されました。
私達もイベント当日は、オーナーさん方に素麺や飲み物をお配りする露天商に転身し、オーナーさん方々に「いいものできたね」「ここは本当に涼しいね」等と直接感想を聞かせていただきました。
前職では公共事業が多く、エンドユーザーの声を聞く機会には恵まれませんでした。

「本当に望まれるものを望まれるように造る」

言葉にすると簡単ですが、そこには予算、工期、資材、デザイン、天候etc..様々な要素が絡み合い、最終的にひとつの形になり、そこに全てが結実されます。
そんな建設業では当たり前のことを再度、元請という立場で認識させていただきました。

某マリーナ様、こんな機会を与えていただき、ありがとうございました。