2011年12月30日金曜日

年末のご挨拶


今年は3月11日以来、世の中が大きく変わったような感を受けました。
海洋土木という世界に身を置いて、仕事に邁進してきましたが、
人間の限界をつくづく思い知らされました。
一方、経済も日本だけでなく、欧米のダメージも相当なものです。

これらの事象から、資本主義というものの限界を感じたりもします。
この地球に住まわせてもらっている我々人間にとって、
「住みよい環境を創る」などという聞きなれたセリフが遠い昔の言葉のように思えます。

我々、sai-BRANDの一年は、多忙を極めた年になりました。
グッドデザイン賞をいただいた港南緑水公園や、現在施工中のスカイツリーの真下に流れる北十間川の環境整備事業、新たに受注させていただいた徳島市新町川の水上ステージなど
水辺をテーマに、しっかりと設計を練り、提案を行ってきたつもりです。
公共事業関連の業務が大半なゆえ、地球のため、地域のため、利用者のために
弊社として、何を発注者に提案すべきか、また、今までの既成概念が新たな発想を阻害していないかなどの自己確認をしつつ、群れることなく新たな技術開発を行って行きたいと思います。

来年は辰年を迎えます。
画竜点睛(がりょうてんせい)
(わずかなことであるが、それを加えることによって物事が完成、成就することのたとえ。)

いただいた表彰や実績に奢ることなく、前述した気持ちを加え、
「資源でありつづけるモノづくり」という弊社の経営理念を確立する年にしたいと思います。
今年もたくさんの方々にお世話になりました。
皆様と共にモノづくりができたたことを幸せに思います。
ありがとうございました。

新しい年のsai-BRANDにもご期待下さい。