2008年11月24日月曜日

江戸川区景観まちづくりワークショップ

第1回江戸川区景観まちづくりワークショップに参加してきました。
前日にも沖縄県の北谷町で、地元の設計士の先生方とまちづくりの話をしましたが、今回は我社の「地元」のまちづくりに関するワークショップです。

今回を第1回として、年度内に毎月1回月末の日曜に開催されるそうです。
第1回となった今回は、ワークショップの位置づけ、事務局となられる区役所の職員さん、外注コンサルタントのメンバー紹介があり、参加者を地域ごとに3グループに分け、まちづくりに関する総論を話し合いました。

前日の沖縄のような専門家との検討も大切ですが、今回のような一般区民が参加し、率直な意見を交換できるワークショップは意義がありますね。
私も専門家としてではなく、一区民として参加したのですが、同じ地域に住む者同士が、互いの利害関係を抜きに話し合いができるのですから・・・。

実際の意見交換の場でも、ハードはもとより、ソフトの整備も必要との意見が多かったように感じます。
江戸川区はもともと広大な田園風景が広がっていました。
三方を河川に、南を海に囲まれた平地・・・。
それが江戸川区の地理的な特徴です。
この田園を埋め立てて宅地化された歴史があるため、緑化率は東京23区でトップ。
公園面積も同じく。平均年齢も41歳と同じく23区でトップです。
弊社も江戸川区に拠点を置く際、「都区内一の公園面積」は決め手のひとつとなりました。

これらの統計データを認識するだけでなく、実際の景観を考えてゆくのがこのワークショップの役割です。
専門家としてではなく、一区民として自分達の仕事の役割をみつめることのできるいい機会になればと考えています。