2009年2月4日水曜日

焼津漁港ステージデッキ現場レポート3



突出した柱は,転落防護柵の柱も兼ねています。
ステージデッキ側と外側には化粧板が施されますが,柱間にはアルミの格子パネルが取り付きます。
そのためその面には,塗装を施します。
塗装法は,金属との密着を高めるため,まずエッジングプライマーを塗布し,次に塗料との密着のためのエポキシ系のプライマーを塗布し,最後に仕上げ塗装となります。
仕上げ塗装は二度塗りとしていますので,本日の作業は,最初の本塗りとなり,一日養生したのち最後の仕上げ塗装を施します。
概ね,鉄骨工は完了となってきました。
明日はいよいよデッキ材の搬入となります。
次回のレポートではデッキ材の施工状況をアップしていきます。


鉄骨組上げもいよいよ最終調整となります。
ここで重要になるのは,鉄骨の上にデッキ材を敷設するため根太の継ぎ目で凸凹がないことと根太通りに波がないことです。
そこで計画高に合わせ,各支柱ごとにレベル計測を行い調整をかけます。
調整方法は下げの場合はベースプレートの受けボルトを下げ,上ボルトの締め付けで容易にできますが,上げの作業は鉄骨が一体化してるためボルト回しだけでは動かずジャッキアップを行い一度ベースプレートを浮かせ計画高に調整します。
調整目標は根太通しで5mm程度としていましたが,当現場では全体で3mm程度の仕上げとなり。非常に優秀な精度となりました。



鉄骨の組立は,ベースプレート+支柱,大引材,根太材の構成となっています。
ボルトアップの組上げのため,作業スピードは速まりますが,地盤面より1~1.3mの高さでの作業となり雨の天気では安全とボルトの締め付けに良くないので天候が問題となります。

先週の金曜日以降は,雨の天気のため主要部材の概ねの組上げが完了していることもあって現場作業は中止としました。