2012年1月31日火曜日

徳島市ひょうたん島周遊船乗降場浮桟橋設置工事(3)



本日15時半に、加工工程が完了した浮桟橋のフレームをトレーラーに乗せました。
この荷物は、有明港に向かい、海路で徳島港へ運ばれます。
偶然にもトレーラーのナンバーが徳島ナンバーでした。
良い縁に恵まれ、安全に製品の輸送ができそうです。

2012年1月30日月曜日

徳島市ひょうたん島周遊船乗降場浮桟橋設置工事(2)



晴天の冬空の下、本日で東京ヤードでの艤装作業は完了しました。
ここでは、デッキ材の交換とフレームの補強(シェルター基礎)を行ったことになります。
写真の通り、午前中一杯で出荷準備が完了し、あとは明日の積み込み作業を待つばかり。

現在、各地で製作作業がほぼ完了し、出荷準備を進めています。
①ここ東京都江東区南砂ではポンツーン(浮桟橋)フレーム
②埼玉県戸田市ではシェルターの構造体、テント膜
③埼玉県鴻巣市では防護柵
④福岡県みやま市では、BOXポンツーンと連絡橋
⑤フランスでは補剛性梁と杭ガイド
⑥アメリカではフロート

すでに⑤、⑥の輸入は完了しており、2/1に名古屋港で荷受けを行い、2/2には現地に搬入されます。
これを軸とし、工事工程に沿って続々と上記の製作物が現場に搬入されることとなります。
私も明日の夕方より現地に入り、ヤード計画を行い、明後日朝からの荷受けを行います。
現場からタイムリーな情報を発信できるように努力します。
元請業者である、喜多機械産業株式会社様、明日よりどうぞ宜しくお願い申し上げます。

以上

2012年1月16日月曜日

徳島市ひょうたん島周遊船乗降場浮桟橋設置工事(1)

徳島市の中心を流れる“新町川”に幅員5m×延長40mの浮桟橋を設置する工事を受注させていただきました。
一昨年より設計提案を行い、仕様を固めて来ました。
ご発注者はNPO法人新町川を守る会様。
新町川を清掃する活動から始め、現在まで25年もの間、徳島市の観光資源である新町川を守り、水を活かしたまちづくりを進めて来られている団体です。
この浮桟橋は、このような活動を徳島市が応援する形で、市が補助金を出し、今回の事業化となりました。
桟橋は、「守る会」の活動の拠点となり、周遊船を係留するだけでなく、デッキ上にシェルターや防護柵を設け、様々なイベント会場としても活用できるような設計とさせていただきました。

現在は、2月からの現場設置工事を前に、東京で浮桟橋フレームの艤装を行っています。
今回のポンツーン(浮桟橋)は、アルミフレームに、イペ(天然硬木)の床板という上部構造を、ポリエチレンフロートで浮かす構造となっており、乾舷を係留する船のステップ高に合わせて設計しています。

現場での設置工事をスムーズに完了させるために、東京で行っている艤装工事の模様をレポートします。




まずは、今回使用する床板ですが、前述した通り、ブラジル産のイペという硬木です。
日本に輸入される硬木の中で、最も日本の気候風土に合った材料だと思います。
寸法は105mm×20mm。



フレームはアルミのトラス構造体です。
根太の全延長にEPDMを素材としたゴムクッションを貼り、金属根太の“コツコツ感”を低減させています。

このように広い作業ヤードで、実際の現場と同様にユニットを配置し、作業を進めることにより、艤装品の位置、接合方法、デッキの目地等をしっかりと検討することができます。

上の写真は、実際に隣り合うユニットとデッキ材の目地を通している状況です。
天然木材ゆえ、105×30という規格寸法でも、実際の幅は103~106mm、厚さは19~21mm程度のいわゆる交差があります。
これをユニット延長に対し、きれいに配列して行く作業を行っています。



床板の固定にはリベットを使用しています。
ボードウォークはデッキには、ビスを使用しますが、浮桟橋は、常時、波や潮、風などの外力により揺さぶられ、捩じられる構造物ゆえに、ビスを使用すると、長期的に緩んできてしまうためです。
傍目には、同じような木製の床システムなのですが、立地環境や構造体により、最も適した部材選定を行うことが、長寿命化の鍵となります。

繰り返しになりますが、現地での作業をスムーズに行うために、ここでの作業は「先行管理」が重要なファクターとなります。
安全作業を進めながらも、現地の作業条件、仕上がりの美しさを想定したモノづくりをしたいと思います。


以上

2012年1月15日日曜日

スカイツリーの真下で



現在、スカイツリーの真下に流れる北十間川沿いに、7カ所の半円のデッキを施工中です。

日本を代表する構造物であるスカイツリーを足元から盛り立てたいと思います。

それにしても首が痛くなります。

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